Vimeo Live でライブ動画を配信するには、放送用エンコードソフトウェアをダウンロードする必要があります。Vimeoが推奨するエンコーダは次のとおりです:
- Vimeo モバイルアプリ
- Livestream Studio
- Wirecast
- SlingStudio
- Open Broadcaster Software
- Teradek VidiU
- NewTek Tricaster
- Epiphan Pearl と Pearl 2
- Livestream Broadcaster Pro
どのエンコーダを使用する場合でも、必ず次の設定になっていることを確認してください:
- H.264 コーデック
- 出力解像度 1920 x 1080 (最大)
- 60 fps のフレーム レート(最大)
- 2秒のキーフレーム間隔
✦ ベストプラクティス
MacまたはWindowsPCでエンコードソフトウェアを使用する場合は、配信のプレビューとモニタリング、チャットのモデレートなど、イベント中に実行する必要のある他のタスクとは別の機械にエンコードソフトウェアを保持することをお勧めします。これらすべてを同じシステムで実行すると、多くの場合にCPUの稼働率が急上昇し、配信の画質に影響を与え、他のタスクも遅れる可能性があります。
✦ Vimeo モバイルアプリ
Vimeo iOSアプリには、Vimeoアカウントの新規または既存のイベントに直接ライブ配信できる機能が含まれています。
✦Livestream Studio
Livestream StudioのライセンスはVimeo Premiumメンバーシップに含まれています。WindowsまたはMacコンピューターにダウンロードして、Vimeoログインを使用してソフトウェアにアクセスすることが可能です。 Studioを認証するにはインターネット接続が必要ですが、接続が失われた場合でも、再接続して再度ログインするように求められるまで、最大 24時間使用し続けることができます。
Studioをダウンロードするにはお使いのVimeoのアカウントでイベントを作成し設定します。ライブ配信を始める前に接続 (RTMP) タブを選択してください。Livestream Studioへのダウンロードリンクはこちらにあります。
Livestream Studioを使ってVimeoにストリーミング配信するには、ストリームタブに移動します。初めてStudioを起動する際に、Vimeoアカウントにログインした場合は、デフォルトでVimeoが有効な配信先になっています。そうでない場合は、ストリーミングプロバイダとしてVimeoを選択してください。これにより、Vimeoへのブラウザウィンドウが開き、アカウントを確認できます(まだログインしていない場合は、ブラウザでVimeoアカウントにログインするように求められます)。そうすれば、新しいストリームを作成したり(またはスケジュールされたイベントを選択したり)、プライバシー設定を調整したり、ライブ配信ができるようになります。
チーム管理者は、Studio内で直接自分のアカウントとチームアカウントのどちらかを選択することもできます。詳細を見る。
Livestream Studioを使用してVimeo Liveにストリーミングする方法の詳細な手順については、Livestreamヘルプセンターガイドをご覧ください。
Studioの概要は次のとおりです:
✦Wirecast
Vimeo上でストリーミングを開始する前に、Wirecastで入力ソースを設定する必要があります。Wirecastで入力ソースのセットアップが完了し、Vimeoでライブイベントを作成しいたら 、Wirecastの上部のナビゲーションで出力をクリックし出力設定を選択します。
Wirecast バージョン8.1をお持ちの場合は、インストール先のドロップダウンメニューからVimeoを選択できます。ここから、 AuthenticateをクリックしてVimeoアカウントにログインし、接続したいストリーム配信を選択します。高画質なストリーム状態を取得するために、1080p60 (4Mbps) x264 H.264の最大プロファイルを必ず選択してください。
旧バージョンのWirecastを使用している場合は、代わりにRTMP Serverをリストから選択する必要があります。Vimeoの放送配信画面から、RTMP URLをコピーしてWirecastのAddressフィールドに貼り付け、Vimeoの放送配信画面からストリームキーをコピーしてWirecastの Streamフィールドに貼り付けます。
イベント配信の準備ができたら、Wirecastで 配信開始ボタンをクリックします。すると数分後にVimeo上でストリーミングが開始されます。Wirecastのプレビューツールを使って、ライブ配信中に様々な入力ソース間での切り替えが可能です。
✦SlingStudio
SlingStudioを使用してVimeo Liveに配信するには、まずSlingStudioにログインする必要があり、[配信先]メニューからVimeoを選択する前に、新しいライブプロジェクトを開始します。これにより、VimeoにログインするとVimeoの接続アプリケーション内で SlingStudio アプリを承認するように求められます。
ログインしたら、予定されているライブイベントから選択するか、Vimeoメニューから新しいライブイベントを作成できます。新しいライブイベントを作成すると、タイトル、説明、およびプライバシー設定を追加したり、予定の開始日時を設定することができます。
注:イベントの開始時間を設定しても、選択した時間に開始するには手動でストリームを送信する必要があります。
イベントが作成されたので、URLをコピーボタンを使ってこのイベントのURLにアクセスし、他のソーシャル配信先にストリームを送信したい場合は、Vimeoの同時配信設定機能を設定できます。同時配信設定ボタンをクリックすると、Vimeoであなたのイベントのライブ設定ページに移動します。ここでは、「配信先」タブを使用して同時配信の配信先を調整したり、プレイヤーの埋め込みコードを取得してサイトに埋め込むことができます。また、ライブイベント中に視聴者とコミュニケーションが取れるVimeoの内臓視聴者チャットもご利用いただけます。詳細については、同時配信ガイドをご覧ください。
すべての設定が完了したら、先に進み、Vimeoの配信先で開始をクリックしてSlingStudioからライブ配信を開始します。プログラムビューの下にあるタイムコードインジケーターには、Vimeoでのライブイベントの現在の時間が表示されます。
✦Open Broadcaster Software (OBS)
Vimeoでライブストリーム配信を開始する前に、OBSで入力ソースに環境設定が必要があります(例: カメラ)。入力ソースを設定するには、ソースセクションを探し+サインをクリックします。そこでこのリストからお好きな入力ソースを追加し、各インプットが選択されているか確認できたらリストのトップに表示されるまで上矢印をクリックします。これでOBSでの配信プレビューセクションであなたのカメラのインプットが表示されるはずです。
Vimeoでライブイベントを作成した後、OBSのウィンドウの右下にある設定をクリックします。左側のパネルで配信を選択 し、 配信種別のドロップダウンメニューからカスタムストリーミングサーバを選択します。Vimeoの放送配信画面よりRTMP URLをコピーし、OBSのURL欄に貼り付けます。それから、Vimeoの放送配信画面からストリームキーをコピーし、OBSのストリームキー欄に貼り付けます。
この作業が終わりOKをクリックすると、OBSのメイン画面に戻ります。ライブ配信の準備ができたら、OBSの右下にある配信開始を押します。すると、数分以内にVimeoの放送配信画面であなたのストリーミングが表示されるようになります。
✦Teradekエンコーダライン
Teradekは、VidiU、VidiU Pro、およびLive: Air Actionアプリでストリーム配信先としてVimeo Liveと統合しています。まず、入力が設定されて、アプリが接続されているすべてのカメラでフィードを正しく表示しているかどうかを確認します。Teradek VidiU Proのセットアップ方法についての詳しい情報はここ、Live: Air Actionについての詳しいセットアップ方法についてはここをご参照ください。VidiU、VidiU Pro、またはLive: Air ActionがあるiPadがネットワークに接続され、正しく設定されたら、放送配信先としてVimeoを追加できます。
まず設定に進み、放送配信先を選択し、次にスクロールダウンしてリストからVimeoを選択します。するとVimeoのログイン情報を入力するように求められます。完了したら、ライブイベントを作成し、設定・トランジション・テキストオーバーレイを調整すると、ライブ配信を始められます。
✦Newtek Tricaster
NewTek Tricasterを使ってVimeoでライブストリームを配信するには、マニュアルのRTMP設定を使用する必要があります。最新の放送システムを使うと、複数の入力ソースがあるはずです。それぞれが正しく作動し、設定されているかを確認します。すべての入力ソースが放送切替装置で設定されたら、Vimeoでライブイベントが作成できるようになります。
次にTricasterで配信の設定を行います。まずTricasterで配信ボタンの近くにある歯車 アイコンをクリックすると、ライブ配信の環境設定のオプションがすべて閲覧できます。このウィンドウでAdobe Flash Encoder を選択します。Vimeoの放送配信画面でRTMP URLをコピーし、Tricasterの配置欄に貼り付けます。次にVimeoの放送配信画面からストリームキーをコピーし、Tricasterの配信欄に貼り付けます。
ライブ配信の準備ができ、配信ボタンをクリックすると数分以内にVimeoでストリーミングが開始されます。
✦Epiphan PearlとPearl 2
Pearl(または Pearl 2)を使用して、Vimeoにストリーミングするためには、まず入力構成を設定する必要があります。使用したい接続メカニズムを使って、Pearlの管理インターフェースに接続してから、ライブプロダクションを紹介するチャンネルとカスタムレイアウトを作成します。解像度、ビットレート、動画/オーディオのエンコード設定を再確認してください。
Vimeoでライブイベントを作成し、Pearlのタッチスクリーンでライブプログラムをプレビューした後、Pearl の管理インターフェースで、配信したいチャンネルの Streaming をクリックします。そしてサーバーに接続セクションにスクロールダウンします。ドロップダウンメニューからRTMP pushを選択し、Vimeoの放送配信画面よりRTMP URLをコピーし、PearlのURL欄に貼り付けます。それからVimeoの放送配信画面からストリームキーをコピーし、Pearl のStream name に貼り付けます。 ユーザーネームとパスワード欄は空白のまま Apply をクリックしてください。
ライブ配信の準備ができ、Pearl で Start をクリックすると数分以内にVimeoでストリーミングが開始されます。
✦ Livestream Broadcaster Pro
Livestream Broadcaster Proをお持ちの場合は、回避策を使ってVimeoにストリーミングできます。 Broadcaster Proは Livestream プラットフォームに直接ストリーミングすることしかできませんが、Broadcaster ProをLivestream Studio(Vimeo Premiumメンバーシップに含まれています)に接続してからStudioを使用してVimeoにライブ配信することができます。
まず、お使いのコンピュータ上にLivestream Studioをダウンロード(上記で説明したとおり)およびソフトウェアを起動します。メッセージが表示されたらVimeoアカウントにログインします。
Broadcaster Proの電源を入れて、Studioを実行しているコンピューターが接続している同じネットワークに接続します。これにより、StudioとBroadcaster Proは互いに通信できるようになります。接続されたら、黒のジョイスティックを押してメニューを入力し、Stream Modeを選択し、Studioを選択します。
Studioで、インターフェイスの左下にあるInputsタブに移動します。 Add Input > Remote を選択し、次に Broadcaster を選択します。これでLivestream Studioのソースとして利用可能になり、マルチビューで見ることができます。マルチビューで画像を右クリックすると、Broadcasterがプログラム出力されます。
ここで右下の隅にあるStreamタブを選択します。まだ行っていない場合はVimeoにログインし、自分の予定を選択します(新しい予定を作成することもできます)。ストリームにタイトルを付け、ストリーミングの画質を選択したら、Go Live をクリックしてストリームを開始します 。