著作権侵害の申し立てについては、その特性がはっきりしないという意見をよく聞きます。本当に分かりにくいですよね!
Vimeo ユーザーの皆様は、Vimeo のサービス利用規約 (https://vimeo.com/terms) のもと、該当するすべての音楽ライセンスを含め、必要となるあらゆる権利や許可を有した動画のみをアップロードすることができるようになっています。
著作権所有者からライセンスや許可を得ていない音楽 (またはその一部) を使うと、その使用行為を正当化することのできる確固たる法的根拠が必要となります (例えば、動画がフェアユースの範囲内である、等)。
以下の返答の中にはフェアユースの要素に触れたものもありますが、動画が著作権違反の申し立てに左右されるかどうかについては、以下のような宣言は一切の効果もありませんのでご留意ください。残念ながら、動画の削除を免れるための「魔法の言葉」は存在しません。
- 「この曲の所有権を自分が有しているという宣言はしていません。」所有権保持の宣言は著作権侵害の申し立てに一切関係ありません。
- 「アーティストをクレジット表示しました。」誠意のある行為ではありますが、残念ながらクレジット表示をしても著作権侵害の申し立てから免除されることにはなりません。
- 「この動画から収益を得たことはありません。」収入や商用目的の有無は、フェアユースの分析においては構成要素の一部として考慮されますが、著作権侵害の申し立てにおいては必要条件とはみなされません。
- 「この曲はオンラインのミュージックストアから購入しました。」通常、個人的な使用のためにオンラインストアで曲を購入した場合、その購入に付随してくる権利というのは、その曲を視覚要素と同期させてできあがった AV (視聴覚) 作品を Vimeo のようなストリーミングプラットフォームにアップロードするプロセスを行うのに十分な権利とはみなされません。(本当に複雑ですよね!)
フェアユースや有効なライセンスの適用を、削除通知への異議申し立てを行う根拠として使ったり、または削除通知を撤回するよう申告者に依頼することに使うこともできますが、Vimeo が動画やアカウントを復元したり動画やアカウントの削除を拒否したりするには十分な根拠とみなされません。