Vimeo PremiumまたはEnterpriseアカウントを使用すると、ライブストリーミング、視聴者とのインタラクション、イベント登録、および視聴者分析ツールを利用して、ウェビナーを主催できます。このイベントタイプには、イベント参加者への自動リマインダーとフォローアップメール、および参加者情報を多数のマーケティングツールと同期する機能が含まれます。この記事では、ウェビナーの作成とカスタマイズ方法についてご説明します。
Premiumユーザーは100人の登録者に制限されており、参加者固有の分析にはアクセスできませんのでご注意ください。 100人を超える登録者枠にはEnterpriseアカウントが必要になります。Enterpriseユーザーであり、ウェビナーを作成する機能が表示されない場合、またはアカウントで許可されている数よりも多くの登録者枠が必要な場合は、今後の手順についてアカウントマネージャーにお問い合わせください。
チームアカウントの所有者と管理者はウェビナーの作成とEメールプロバイダーをリンクできます。チームの投稿者はウェビナー作成はできませんが、アクセスできるフォルダー内にある場合はウェビナーを管理および作成できます。
記事の内容:
ウェビナーを作成
1. ウェビナーを作成するには、動画管理ページに移動し、新しい動画のドロップダウンをクリックして、ウェビナーを作成を選択します。
ウェビナーが作成され、ウェビナー管理ページに移動します。ここのプレビュープレーヤーには、左側にタイトル、説明、スケジュール予約ツールの項目があり、右側には追加の設定があります。
2. 無題のイベント欄をクリックして、ウェビナーにタイトルを付けます。タブキーまたは枠外をクリックしてタイトルを保存します。
3. 次に、クリックして説明を追加をクリックして議題やトピックの簡単な内容など、ウェビナーの説明(最大 500文字)を追加できます。
4. スケジュール予約をクリックしてスケジュールツールを開き、イベントの日時を選択できます。表示されるタイムゾーンは、ローカルタイムゾーンになります。
5. ウェビナーをスケジュール予約したら、保存をクリックします。
ページの右上のアバターの横に、プライバシー設定(詳細は以下)、リンクボタン、埋め込みメニューの3つのコンポーネントが表示されます。
5. リンクボタンをクリックすると、ウェビナーのURLが表示されます。このURLをクリップボードにコピーして、マーケティングコンテンツやメールキャンペーンなど、宣伝したい場所に貼り付けることができます。また、これを使用してウェビナーのランディングページが視聴者にどのように表示されるかをプレビューすることも可能です。
6. 埋め込みメニューをクリックして2つのオプション「イベントの埋め込み」と「チャットの埋め込み」を表示します。これにより、視聴者に自分のウェブサイトでイベントに参加してもらいたい場合は、ウェビナープレーヤーとウェビナーチャットウィンドウをそれぞれ埋め込むことができます。
ウェビナー参加者のCSVをアップロードする
次の手順に従って、ウェビナー登録者のCSVをアップロードできます:
- 右側のパネルで参加者を選択します。
- CSVをアップロードをクリックします。
-
CSVをアップロードをクリックして、アップロードするファイルを選択します。
⚠️注:最大 1000行までのCSVファイルにのみ対応しています。CSVが大きい場合は、複数のファイルに分割して個別にアップロードする必要があります。
-
画面下のチェックボックスをオンにして、リストされているすべての連絡先がイベントに登録されているか、イベントに関連する通知が受信予定になっているかを確認し、次へをクリックします。
-
次の画面で、CSV列ヘッダーの下にあるドロップダウンをクリックして、該当する列を選択してCSVの列をVimeo出席者表の列と一致させます。完了したら、送信をクリックします。
CSVアップロードについて次の点にご注意ください:
- アップロードされたEメールは、ウイルス駆除やスパムチェックがされず、Vimeoも削除対応は行っていないため、ユーザーはアップロードの前に X@test.com などのメールドメインが削除されていることを確認する必要があります。
- 現在、登録には英語のみ対応しています。アップロードする前に、ñやøなどの英語以外の文字をすべて削除してください。
ウェビナーのプライバシーを選択
デフォルトでは、ウェビナーはプライベートのプライバシー設定になります。これにより、他の人が閲覧できるようにする前に、イベントのすべての設定を構成できます。
1. 右側のプライバシーオプションをクリックして、プライバシー設定パネルを開きます。
ウェビナーには現在、プライベート、一般公開、パスワード保護の3つのプライバシーオプションがあります。ウェビナーをVimeoアカウントのチームメンバーだけに表示したい場合は、プライベートを選択することが最適です。ただし、自社製品にさらに注目を集めてリード生成を検討している場合は、ウェビナーを「一般公開」に設定する必要があります(イベントを共有する準備ができたとき)。一方、パスワード保護を使用すると、パスワードを持っている人のみがウェビナーにアクセスできます。
⚠️注:今後、プライバシーと視聴者コントロールのオプションはさらに追加されていく予定です。
2. 希望のプライバシー設定を選択すると、設定は自動的に保存されます。右上の X をクリックして、パネルを閉じてください。
登録フォームを構成し、マーケティングプラットフォームをリンクします
ウェビナーの登録フォームをカスタマイズし、Eメールマーケティングプロバイダーをリンクして、ウェビナーの参加者と連絡を取り合うことができます。
1. ウェビナー管理ページで、プレビュープレーヤーの右側にある登録ボタンをクリックします。
パネルの上部には、Eメールプロバイダーがあり、ここでは既存のメールマーケティングツールを使用して、イベントの登録フォームに入力されたデータを同期できます。現在、すべてのユーザーはMailChimp、HubSpot、Constant Contact、Campaign Monitor、Keapと統合しています。さらに、EnterpriseユーザーはMarketoと統合できます。 Marketoは現在ウェビナーとのみ統合されており、Vimeoの他の動画の連絡先フォームとは統合されていません。
2. 接続ボタンをクリックして、統合を設定します。これにより、アカウント設定にリダイレクトされ、Vimeoアカウントを目的のメールプロバイダーに接続できます。
2. 続行する前に、収集したEメールの使用方法に関する条件に同意する必要があります。接続が完了したら、ウェビナー管理ページを更新すると、ウェビナーの設定内で直接メーリングリストを選択できます。
⚠️注:Marketoを使用している場合は、Marketoプログラムで以下が構成されていることを確認する必要があります:
- `イベント` または `EventWithWebinar`のタイプのプログラムのみがドロップダウンメニューのリストで使用可能になります。
- リストされているプログラムはVimeoからの送信を受信するため `Registered` ステータスに設定されている必要があります。これは大文字と小文字が区別される設定になっています。「registered」では機能しません。
以下は、お問い合わせフォームの項目から始まる、お問い合わせフォームの残りの構成画面です。メールアドレス項目は常に必須になります。苗字や名前などの他の項目を追加し、それらに対応するチェックボックスをオンにすることで、必須項目とすることができます。
各項目の左側をドラッグアンドドロップすることで、フォームの項目の順序を調整できます。最大 20個のカスタム項目を追加でき、登録者は項目ごとに最大 50文字の長さの回答を含めることができます。
メールプロバイダーに接続している場合、登録欄はマーケティングツールのアカウントで選択したリストにプッシュされます。
さらに、Marketoを使用している場合は、登録フォームの項目をMarketoアカウント内のカスタムな項目に直接マッピングできます。これをするには:
- お好きな場所でタグアイコンをクリックします。
- 表示されるリストでMarketoから目的の項目を選択します。パネルの下にある矢印を使用して、ページ間を移動できます。
- それぞれのフォームの項目ごとにこの手順を繰り返します。
お問い合わせフォームの項目の下に、プレビュープレーヤーから直接、お問い合わせフォームの下にある視聴者がアクセスできる組織のプライバシーポリシーへのリンクを指定できます。
プライバシーポリシーの下に、メッセージ項目があります。これは、フォームの上にあるプレビュープレーヤーに表示できるカスタムテキストです(「ライブ視聴に登録」など)。このメッセージは最大 100文字までです。
最後に、お問い合わせフォームにカスタムロゴを表示したい場合は、カスタムロゴの表示をオンにして、ロゴを選択またはアップロードします。ロゴはプレビュープレーヤーの中央、スケジュール日の上に表示されます。
⚠️注:登録フォームに記入する際には、視聴者はVimeoのプライバシーポリシーもオプトインする必要があります。
登録設定の構成が完了したら、右上のチェックマークをクリックして設定を保存します。
ウェビナーのプレーヤースタイルをカスタマイズ
ウェビナーは、ウェビナー管理ページから構成できるVimeoのカスタマイズ可能なプレーヤーを使用します。
1. プレビュープレーヤーの右側にあるスタイルをクリックして、カスタマイズモードに入ります。
これはVimeoにあるどの動画用のプレーヤーのカスタマイズをほぼ同じです。このモードに最初に入ると、プレーヤーの下の要素用のトグルスイッチがいくつか表示されます。これには次のものが含まれています:
- 再生バー:プレーヤーの下にある再生バー全体を表示または非表示にします。これをオフに切り替えると、音声コントロールとVimeoロゴも非表示になります。
- 音量:視聴者の音声コントロールです。これをオフに切り替えると、視聴者はプレーヤーの音量を調整できなくなります(ただし、システムの音量は制御できます)。
- 全画面:このオプションを有効にすると、視聴者はクリックすることで全画面モードで視聴できるようになります。
- Vimeoロゴを表示:プレーヤーの右下にVimeoロゴを表示します。オフに切り替えることで非表示になります。ロゴはVimeoのウェビナーページにもリンクしますのでご注意ください。
-
カスタムロゴ:これをオンに切り替えると、カスタムロゴを個別に表示できます。オンに切り替えたら、右下に表示される空白部分をクリックして、プレーヤーに表示するロゴを選択またはアップロードします。最良の結果を得るには、透明な 200×200 のPNGファイルを使用することをお勧めします。
2. プレーヤーの上にあるサムネイルをクリックして、サムネイルをアップロードし、パネルの名前と写真が記載されたスレートやイベントの議題など、ライブ配信をしていないときにプレーヤーに表示できます。
3. サムネイルの横には青い点があります。これをクリックして、カラーセレクターを開きます。これは、再生バーや音量コントロールなど、ウェビナーのプレーヤーのアクセントカラーになります。
4. 色を選択するかHEXコードを入力し、カラーセレクターからクリックして適用します。
5. ウェビナーのスタイル設定を保存するには、必ず右上にある保存をクリックしてください。